米中両国の貿易関係が緊張しているが、米国企業は中国のビジネスチャンスに期待している。中国商務部部長補佐、輸入博覧会組織委員会弁公室副主任の任鴻斌氏は先週金曜日の記者会見で、今年11月に開催を予定している輸入博覧会に参加する米国企業の数が前年を上回る予定と発表した。中国は昨年、上海市で第1回輸入博覧会を開いた。世界の商品の輸出国ではなく購入者としての中国を印象づけることが狙いだ。米CNBCが29日に伝えた。
米中貿易全国委員会中国区事務責任者は「昨年(輸入博覧会に)出席した米国企業から、非常に積極的な報告があった。昨年の輸入博覧会で結ばれた購入契約がほとんど実行されたというのだ。これらのビジネスチャンスにより、当委員会の加盟企業は、今年の輸入博覧会への参加に興味を持っている」と話した。
任氏によると、昨年の輸入博覧会の米国企業数は170数社で、世界3位の規模となった。
エコノミスト誌のシンクタンクのアナリストは、「今年の輸入博覧会への(米国企業の)参加は、中国市場に期待する極めて重要な姿勢を示すことになる。これは米国企業が貿易戦争前の状態に戻ることに強い興味を持っているということだ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年7月30日