新株供給の安定維持すべき 全体的にリスク選好低下の見通し
上海証券取引所は8月7日、晶晨半導体(上海)股フェン有限公司と上海柏楚電子科技股フェン有限公司のA株株式が8日に上海証券取引所の科創板に上場する通知した。第1陣の25社が7月22日に科創板に上場したのに続く、第2陣の上場企業となる。
統計を見ると、8月8日に新規上場する会社は2社だけで、大規模な拡大ではないが、科創板上場の常態化に伴い、科創板市場の規模は増加し続けるとみられる。また、新株が増えれば、科創板の全体的なリスクも低下することになる。
供給は比較的安定
科創板の開設から13営業日が過ぎた。全体的に見て、科創板の取引は活発で、売買回転率は高く、上昇幅も大きい。市場関係者は、科創板は開設初期の市場規模が小さかったため、変動幅は大きくなると見ている。
聯訊証券のアナリストの彭海氏は、「第1陣科創板企業の上場後10営業日の取引状況は予測より良好だった。これは投資家の科創板に対する自信を大幅に高め、様子見状態だった投資家を次々と参入させ、次の科創板企業上場後に投資家の意欲はさらに高まる」との見解を示した。
また彭海氏は、「しかし同時に、第2陣の科創板企業の上場は科創板内部にある程度の資金分流をもたらし、資金が第1陣上場株式から新規上場株式に流れ、次の企業上場後に第1陣科創板企業のリスク選好は全体的に低下するだろう。科創板の前期動向は主にセクター全体のリスク選好状況を反映し、今後、個別銘柄の評価は理性的に戻る。年間報告の時期には、企業の基本面によって分化が生じる」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年8月8日