中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)がこのほど発表した最新データによると、信用貸付資産の品質がほぼ安定を維持している。商業銀行の今年第2四半期末の不良債権残高は、前四半期末比で781億元増の2兆2400億元、商業銀行の不良債権比率は0.01ポイント増の1.81%。利益の成長はほぼ安定している。商業銀行の今年上半期の純利益は、前年同期比6.5%増の累計1兆1300億元。
銀行業の資産の伸び率が引き続き上昇し、保険業の資産総額が安定成長し、リスク対応能力が十分に確保されている。データによると、商業銀行の第2四半期末の貸倒引当金残高は前四半期末比で1151億元増の4兆2600億元で、不良貸出引当カバー率は1.56ポイント減の190.61%。商業銀行コア1級自己資本比率は0.23ポイント減の10.71%。商業銀行の流動性水準は穏健を維持。商業銀行の第2四半期末の流動比率は前四半期末比で1.04ポイント減の55.77%。
銀行業と保険業は金融サービスの強化を続けている。第2四半期末の銀行業金融機関の零細企業向け貸付残高は35兆6300億元で、うち与信枠1000万元以下の包括型零細企業への貸付残高は前年同期比26.6%増の10兆7000億元。上半期の原保険料収入は前年同期比14.2%増の2兆5500億元。賠償・給付支出は4.1%増の6232億元。保険証書数が急増している。上半期の保険業新規保険証書数は前年同期比39.4%増の186億8000万件。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年8月14日