9月よりサムスン電子、LG電子、華為技術(ファーウェイ)、アップルなどの世界スマホメーカーが続々と新製品を発売し、市場の需要をLTEから5Gに転じさせ、昨年のスマホ市場のマイナス成長の劣勢を巻き返そうとしている。業界関係者は、世界スマホメーカーは5Gスマホと折りたたみ型スマホにより真っ向から競争を展開すると述べた。しかしアップルは5Gスマホの発売を予定しておらず、世界各国の5G商用化のペースが予想を下回ることから、業界が予想するように市場が急速に変化するかについては未知数だ。参考消息網が19日、韓国メディアの報道を引用し伝えた。
注目度が最も高いのは、サムスンの新型スマホ「ギャラクシー・フォールド」だ。サムスンは今年4月の発売を予定していたが、ディスプレイの接続部分に異物が入りやすい不備があったため、正式な発売時期が5カ月以上もずれ込んだ。
ファーウェイの折りたたみ型スマホ「Mate X」も今秋発売される見通しだ。これはギャラクシー・フォールドの唯一の競争相手とされている。
LG電子は9月に5Gスマホ、「V50 ThinQ」のアップグレード版「V50S ThinQ」を発売する予定だ。
アップルは今秋「iPhone 11」(仮称)を発売する。サムスンやLG電子と異なり、これはLTEスマホだ。
市場調査会社のガートナーは、「今年の世界スマホ市場はマイナス成長を維持する」「来年の年初より、5Gスマホの需要が顕在化するに伴い、スマホ市場は緩かな回復・成長の傾向を示す」と予想した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年8月19日