国家統計局はこのほど、新中国成立70年に渡る消費市場発展に関するデータを発表した。中国の消費分野には歴史的な大変化が生じ、市場化改革に顕著な成果があった。流通手段に革新と発展があり、市場の資源配置における決定的な力が徐々に表面化した。消費は経済成長の主な駆動力になった。
1952年の社会消費財小売総額は277億元で、1978年には1500億元を超え、2012年には20兆元台の新たな段階に入った。2018年にはさらに記録を更新し、38兆元に達した。社会消費財小売総額の1952年から2018年の年平均成長率は11.6%。70年は中国消費市場の偉大なる飛躍を見守った。
需要が旺盛で、購入・販売が活況を呈し、消費規模が持続的に拡大している。2018年末の中国都市部住民の100世帯当たりテレビ保有台数は121.3台、洗濯機は97.7台、冷蔵庫は100.9台に達したが、1981年は0.6台、6.3台、0.2台のみだった。
供給が増加し、主体の積極性が高く、市場構造の拡大が続いている。2018年の全国の実体を持つ市場主体は1億社以上で、1日平均新設企業数は1万8400社。1000人あたり企業数は商事改革前の2013年の11.4社から現在の23.9社に増加し、倍以上になった。
商務部研究院流通・消費研究所の董超所長は「消費市場の需給が共に活況を呈しているが、これは改革開放の掘り下げによるものだ。中国は市場化改革を基本方針とし、行政管理体制、所有制体制、商品購入・販売政策、企業経営メカニズムなどの面で、漸進的で国情に合致した改革方法を採用した。市場価格決定メカニズムをほぼ実現し、主体が多元的で方法が多様で、開放的な競争が展開される商業構造を徐々に形成した。消費市場の急成長に力強い支えを提供した」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年8月31日