2019年上半期(1~6月)の浙江省寧波港からの自動車輸出台数は3万7000台と、前年の同じ時期に比べ1.9倍の増加となった。輸出価格は26億6000万元と同3.7倍の増加だった。輸出先は東南アジアや欧州などで、足元の複雑な外部環境など先行き不透明感が強まる中での大きな伸びに注目が集まった。
統計によると、今年1~7月の中国の貨物貿易額は前年同期比4.2%増の17兆4100億元と緩やかに拡大、「穏中向好」(安定を維持しつつ改善に向かう) 基調で推移していることがうかがえた。
新中国成立以降、特に改革開放以降、中国は貿易制度の改革や刷新を進めてきた。
世界貿易の急速な拡大という歴史的な好機を掴み、貿易構造の高度化や世界市場の開拓に力を入れるなどして、社会経済の発展に大きく寄与してきた。その結果、2018年の中国の貨物貿易額は世界全体の11.8%を占めるまでに拡大した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年9月6日