「改革開放実施40年にわたり、中国経済は毎年プラス成長を果たし、40年間のGDP年平均成長率が9.5%、消費者物価指数(CPI)上昇率が5%未満という理想的な水準となっている。これは、世界経済の発展史にはなかったことだ」。中国社会科学院学部委員、元経済研究所所長の張卓元氏はこのように話した。
90兆元を超える経済総量を基盤として、2019年上半期の中国のGDPは前年同期比6.3%増となり、中高速成長を保った。「世界的にみて、中国経済の成長率が世界の主要経済国の上位に位置していることは、世界的に経済成長が減速するなかでは特に目を引くことで、中国経済は世界経済成長の重要なエンジンとなり続けている。また、今の成長率で試算すると、中国の経済総量の年間増加額は、中規模な先進国の経済総量に相当する」と中国国家統計局局長の寧吉喆氏は説明する。
中国は、1950年代から1970年代にかけて独立かつ整った基本的な工業体系を構築してから、改革開放の実施後に工業発展の成長期に入った。第18回党大会の開催以降、中国の工業生産能力は日増しに増強され、ミドル・ハイエンドへと着実に向上している。中国は現在、国連産業分類の全ての工業部門を有する国家となり、工業製品200種類余りの生産量が世界第一位となり、製造業付加価値が2010年以降、世界トップを維持している。
経済総量が飛躍的に伸びると同時に、中国は自主独立の「初心者」から世界の科学技術イノベーションの最前列へと飛躍を果たした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年9月12日