『日本経済新聞』は9月27日、日本の農林水産省が発表した2019年1-6月の輸出額(速報値)をもとに、真珠(天然、養殖)がホタテ貝(生、冷蔵、冷凍等)を上回って首位となり、真珠の輸出額が前年同期比3.7%増の181億円(100円=約6.6元)だったと伝えた。2018年の輸出額は前年比7%増の346億円と、2009年の2倍前後に上った。
日本の真珠産業が特需によって活況を呈している。日本ジュエリー協会会長の小山藤太氏は特需の原因について「中国人の好みが流行性の強い金から真珠へと移り変わり、中国が生産国から消費国に変わった」と説明した。中国大陸でも真珠が生産されているが、球体に近く光沢が強い日本産のアコヤ真珠が人気を博している。
報道によると、中国大陸で真珠の知名度が上がり、中国国内に加え、日本訪問時に日本で購入する人が増えている。
購入者増加のブームに乗って、日本の各宝飾品メーカーが相次いで海外へ進出している。宝飾品の製造販売を手がけるミキモトは7月に香港の「利園(リーガーデン)ショッピングエリア」に旗艦店を開設。2018年には香港のショッピングセンター「海港城(ハーバーシティ)」に直営店を設立しており、香港及び澳門地区の店舗は計7店となった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年9月29日