3大通信会社の5G予約データによると、10月9日9時30分頃の時点で、中国移動、中国聯通、中国電信の3大通信会社の5G予約者が1000万人を超えた。業界内では、5G料金プランは10月に登場する見通しだが、事前に5G料金プランを販促し、3大通信会社の5G競争はすでに始まっていると見られている。
3大通信会社は相次いで5G予約を開始し、5Gモデル購入割引、料金プラン割引、贈品サービスなどの優遇措置をとり、中でも契約年数割引は主な優遇手段となっている。中国移動については、契約5年以上のユーザーは料金プラン3割引、5年以内でも2割引を受けられる。中国電信と中国聯通は、契約3年以上で料金プラン3割引、3年以内および新規ユーザーは2割引となっている。
3大通信会社はいずれも5G料金プランの内容と料金をまだ発表していないが、近く正式発表するとしている。
通信業アナリストの付亮氏は、「5G料金プランは10月に登場する可能性が高いが、実際に5G料金プランにグレードアップするユーザーは予約数を下回る可能性がある。年内の5Gユーザーの大量獲得も難しく、予約ユーザーが実際に5Gユーザーになるかどうかは、5G料金プランの魅力にかかっている」との見解を示した。
5G携帯電話については、華為(ファーウェイ)、中興(ZTE)、小米(シャオミ)、Vivo、サムスンなど国内外メーカーが次々と5Gモデルをリリースしている。工業情報化部の苗圩部長は先日、中国市場でリリースされる5G携帯電話は十数モデルあり、その大部分が非スタンドアロン(NSA)だと述べた。携帯電話に5Gの性能を反映させるには、4Gコアネットワークに基づくNSAではなく、スタンドアロン(SA)の5Gネットワークが必要である。各地が進めている多くがNSAの5Gネットワークであり、中国は2020年にSAの5Gネットワークの大規模建設に入る見通し。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年10月10日