第2回輸入博覧会は来月5-10日にかけて国家会展センター(上海)で開催される。
メイン会場で「四つ葉のクローバー」と呼ばれる国家会展センター1・2号館は2層構造に改築され、展示面積が6万平方メートル弱増加した。より多くの出展の需要を満たす。
第2回輸入博覧会の重点建設プロジェクトは13件。メイン会場の改築が終わりに近づくなか、一連の関連プロジェクトも次々と竣工している。9月末には諸光路の地下道が開通し、車で30分の移動距離が数分に短縮された。
第1回輸入博覧会の会期中、国家会展センターの敷地内に位置するレール交通2号線徐涇東駅の4・5番出入り口は、安全面を考慮し一時的に閉鎖された。上海は今年「できる限り開放する」という原則に基づき訓練を繰り返し、この2つの出入り口を人員が出入りする主要ルートにした。また一般客案内ルートを4本、混雑時の案内ルートを2本設置することで、回り道を極力減らした。入場のピーク時にも、30分内にスムーズに入れるようにした。通常は10分で入場可能。
上海はさらに国家会展センターの敷地内及び周辺の道路に、5カ所の降車エリアを新設した。降車許可を得た機関は、許可証を持つ人員をここで降ろすことができる。近くで安全検査を受け入場できる。毎日平均で約2万人がこの便利な措置を利用できる。
上海浦東空港税関は18日、展示される航空機3機に通関の便宜を図った。空港到着後48時間内に貨物を通過させ、一般的な貨物にかかる時間と比べ26%短縮した。上海税関監督管理所の周海副所長によると、今年の税関監督管理サービス保障措置は第1回と比べさらに改善されており、展示品と来賓の通関がよりスムーズになっている。リスク防止の対策がより徹底されている。
第1回輸入博覧会の支援措置の他に、上海は今年さらに会展センター税関、ビッグデータ管理、食品企業の登録の簡略化、審査・許可時間の短縮という4つの措置を打ち出した。越境貿易ビッグデータプラットフォームにより、展示品の申請、情報の確認といった操作が電子化される。上海税関は125の輸入博覧会専用窓口・ルートを設置し、人員及び展示品の出入りに全天候型のサービスを提供する。
秋の上海はひときわ美しい。「より大規模、より高品質、より優れたサービス、より良い成果」の第2回輸入博覧会に向け、上海は準備万端だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年11月2日