第2回中国国際輸入博覧会が上海で開幕する。中国商務部によると、今回の輸入博覧会の企業展には150以上の国と地域から3000社以上の企業が参加する。日本の「ガラス王」と称されるAGCグループの執行役員で中国総代表の上田敏裕氏は中国網の独占インタビューに応じ、AGCグループは自身の新理念と新商品を輸入博覧会で紹介すると話した。
中国市場の潜在力は巨大 中国とともに成長したい
上田氏は、「中国と日本は昔から一衣帯水の隣国であり、中国は巨大な消費市場を有する。これはAGCグループが中国市場での発展を選んだ主な理由である。AGCグループは以前はB2B経営方式を採用していたが、今後は消費者市場を発展方向とし、中国市場の発展方向とも合っている」と述べた。
近年の発展を見ると、中国は「世界の大工場」であるとともに、「世界の大市場」でもある。AGCグループの主な商品業務を例に挙げると、自動車、テレビ、スマートフォンなどの分野において、中国は世界最大の消費市場になっている。中国市場には大きな成長余地があると考える上田氏は、「北京や上海などの大都市は公共施設、IT、医療環境などが世界の他の大都市と比べても遜色がないが、中国は土地が広く、多くの都市と地域の経済がまだ一線都市のレベルに達していない。自動車、テレビ、スマートフォンなどの多くの分野において、中国市場には巨大な成長の潜在力がある。AGCは中国の巨大な市場ニーズを引き続き支持し、中国市場とともに成長したいと考えている」と述べた。
輸入博覧会で展示するスマートライフの新イメージに期待
11月5日、AGCグループも輸入博覧会の展示ブースに再び登場する。第1回輸入博覧会で、同社は「旭硝子株式会社」から「AGC株式会社」に改名するという重大な発表をし、ガラス、自動車、電子、建材、省エネなどの分野のハイエンド商品28点を展示した。
グループは第2回輸入博覧会の準備を進めている。上田氏は、「今回の展示会を通し、中国市場で引き続き発展し、影響力を拡大したい」と述べ、期間中、AGCグループは「スマートライフ」をテーマに展示することを明かした。また、「これを機にAGCグループは消費者市場への転向という発展目標を実現したい。展示を通し、多くの消費者にAGCグループを直感的に知ってもらい、実生活の各部分にAGCの影があることを伝えたい」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年11月5日