第2回中国国際輸入博覧会への国内外のバイヤーと専門家の参加申請数は50万人に達し、世界の専門展示会ではトップクラスとなっている。これと同時に、後発開発途上国(LDC)の経済グローバル化への参画、包摂的発展の実現、中国の発展チャンスの共有を支援するために、第2回輸入博は企業展に参加する40の後発開発途上国(LDC)に向け、1つの国につき2つの無料標準展示ブースを提供している。
この2つの情報は輸入博の国際的な魅力と影響力を充分に示すとともに、中国のコンベンション産業の発展に向け1つの重要な方向性を示した――それは「展示会を開放と発展の推進力にする」というものだ。
輸入博の開催地である上海は2016年に、国際見本市の都の建設を加速すると明らかにしていた。2016年から18年にかけて、上海の年間展示面積は1605万平方メートルから1880万平方メートルに拡大し、2020年末には2000万平方メートルを上回る見通しだ。
輸入博の開催は、上海が国際見本市の都の建設を加速するうえで新たなチャンスとダイナミズムを提供する。同時に、上海および全国の展示会産業が自身の「小さな世界」に満足せず、高所から遠くを見渡すよう促し、国家と世界の開放と発展の推進に向けた使命感を高める。
上海市商務委員会と上海市展示会産業協会の統計によると、上海の各種専門展示会場の展示可能面積は100万平方メートルを上回り、世界の主要コンベンション都市のなかでもトップクラスにあり、上海はすでにグローバルブランド見本市の中国での開催都市として第一候補の都市となった。2018年末時点で、世界トップ10に入る多国籍展示会企業グループは全て上海で単独資本または合弁企業を設立済みで、他の外資系展示会企業と提携し、上海の展示会産業で最も活躍する企画運営会社となった。2018年の世界の見本市トップ100で上海は12を占め、世界の都市で首位となった。