中国商務部が4日発表した統計によると、2019年1-9月の中国のサービス貿易は安定しつつ上向く発展トレンドが続いた。
今年1-9月のサービス輸出入総額は前年同期比3.0%増の4兆228億元だった。うちサービス輸出は9.4%増で、サービス輸出入に占める割合が35.3%と、前年同期に比べ2.1ポイント上昇。知的財産権使用料、電気通信・コンピューター・情報サービス、金融サービスといった生産性サービスの輸出が大きく伸びた。
サービス貿易赤字は引き続き縮小した。1-9月のサービス輸出の伸び率は輸入を9.6ポイント上回り、サービス貿易赤字は1兆1811億1000万元に前年同期比で1288億8000万元減少している。
知識集約型サービスの貿易が大きく伸びた。1-9月の知識集約型サービス輸出入は前年同期比11%増の1兆3702億2000万元で、サービス輸出入の伸び率を8ポイント上回り、サービス輸出入総額に占める割合が34.1%と、前年同期に比べ2.5ポイント上昇した。うち知識集約型サービスの輸出は13.7%増、輸入は8.2%増。分野別で、個人向け文化・娯楽サービス、電気通信・コンピューター・情報サービス、金融サービスの伸び率が高かった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年11月5日