中国物流・購買聨合会が4日発表した2019年10月の中国物流業景気指数は54.2で、前月から0.4ポイント回復した。サブ指数では、資金回転率指数が小幅に低下したほかは、全てのサブ指数が適度に上昇し、物流業は全体的に安定成長する流れを保った。
中国物流情報センター主任の何輝氏は、業種別で鉄道運輸、水運、倉庫、宅配業が高い伸び率を保ったと説明。企業規模別では、大企業が高い伸び率を保ち、中小企業も成長トレンドを保ったとしている。
詳細をみると、新規受注指数は53.2に回復し、物流に対する旺盛な需要を示した。在庫関連指数も小幅に回復し、電子商取引の販促イベントを控えている状況を反映。物流企業は最終消費者のために倉庫業務量を増やしており、宅配物流などのニッチ業態は繁忙期に入る見通しだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年11月5日