米国は昨年、インド原産の鉄鋼・アルミ製品にも追加関税を課し、今年6月にはインドを一般特恵関税制度(GSP)の対象から除外した。インドは同月にアーモンド、豆類、クルミを含む米国からの輸入品28品目に対する追加関税を発動した。
またトランプ氏は2日、米連邦準備制度理事会(FRB)に対しフェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標を引き下げるとともに、金融緩和策を実施して、他国が通貨切り下げによって経済的利益を得られないようにするよう求めた。トランプ氏はツイッターで、「FRBは同様の措置を取って、こうした国々がこれ以上強い米ドルを利用できないようにするべきだ」と発信した。
トランプ氏はこれまでもたびたびFRBに利下げを迫り、理由として欧州の多くの国やその他のいくつかの国のマイナス金利がこうした国々に競争上の優位性を与えていることを挙げていた。しかしFRBは利下げに踏み切る姿勢はみせていない。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年12月4日