ロイター通信は12月3日、貿易戦の影響により、米ドルが12月2日に2週の最低水準まで下落したと伝えた。先日公表されたデータによると、米国の11月の製造業活動は4カ月連続で萎縮し、建築支出が意外にも低下し、市場で米国の衰退が懸念されている。
報道によると、米ドルの対日本円為替レートは6カ月にわたる高水準から反落し、対ユーロ為替レートは2週の最低水準まで下落した。
米テンプス・コンサルティングの取引を担当するジョン・ドイル副総裁は米ドルの12月2日の動向について、「貿易への不安と米国の経済データの低下による結果だ」と述べた。
また、データ発表前に米ドルはすでに下落し始め、製造業のデータ発表後に下落は加速した。我々の報告はかなりひどいものになった」と話した。
別の報告によると、米国の10月の建築支出も低下し、下げ幅は0.8%に達し、民間プロジェクト投資は3年らいの最低水準まで低下した。
カナダのケンブリッジ・グローバルペイメンツの市場ストラテジストであるカール・サモタ氏は、「これは、来年にFRBが再び利下げする可能性があるという米ドル安の材料になる」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年12月6日