中国のA株市場では2019年以降、全体的に「十分な」資金が供給される状態が保たれ、年間を通じて新たに流入する資金が大きく増え、2019年の資金増加量は前年を大きく上回った。大口の資金は主に、公募ファンドや私募ファンド、保険資金、養老資金、職業年金が供給しており、滬港通(上海・香港ストックコネクト)、深港通(深圳・香港ストックコネクト)、QFII、RQFII、MSCI、信用取引も新たな資金をもたらした。
外資の流入が加速しているのは、A株のバリューが割安で、コストパフォーマンスが高いと考えられているためだ。また、A株の国際化と市場化が進んでいることも外資を呼び込んでいる。
前海開源基金チーフエコノミストの楊徳龍氏は、2020年も大量の外資が流入する流れは変わらないと予想。国内資金がA株の保有高を増やすと共に、A株制度化の水準が向上し、2020年の流入資金は2019年を再び上回るとの見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年1月6日