高速列車が成貴(成都-貴陽)高速鉄道鴨池河特大橋の上を走る様子(新華社記者撮影)
成都と貴陽を結ぶ高速鉄道・成貴高速鉄道が12月16日に全線開通した。2009年に設計と実地調査に着手してから開通までちょうど10年を要した。
当路線は総距離が648kmに上る山間部の高速鉄道で、西南地区の開放発展ひいては中国の高速鉄道ネットワークにとっても非常に重要な路線となる。成都、貴陽という西と南の二大旅客輸送センターが高速鉄道でつながっただけでなく、西部地区で西北、西南、華南地区を結ぶ全長3000km余りの快速交通ルートが確立された。
「成貴高速鉄道の開通は、両地区の時空的な距離を大幅に縮める上に、地域経済の運営効率と内生的原動力を向上させ、沿線住民の生産と生活に大きな変革をもたらす」。貴州省発展改革委員会主任の陳少波氏は、成貴高速鉄道が既存の成渝(成都-重慶)高速鉄道、渝貴(重慶ー貴陽)高速鉄道と共に「高速鉄道デルタ」を形成し、沿線地区の貧困脱却、地域協調発展の促進、西部大開発の推進の新しい枠組みをつくる上で重大な意義を持ち、大きな影響を及ぼすとの見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年1月17日