世界の資産管理大手、中国投資意欲に変化なし

世界の資産管理大手、中国投資意欲に変化なし。FTSEラッセルは2月22日晩に最新の指数評価に関する決定を発表し、88銘柄のA株を3月20日の取引終了後にFTSE全世界指数に採用するとした。FTSE全世界指数のA株の割合は25%になり、3大指数のA株採用の第一段階が完了することを意味する…

タグ:中国投資意欲

発信時間:2020-02-24 14:12:58 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 FTSEラッセルは2月22日晩に最新の指数評価に関する決定を発表し、88銘柄のA株を3月20日の取引終了後にFTSE全世界指数に採用するとした。FTSE全世界指数のA株の割合は25%になり、3大指数のA株採用の第一段階が完了することを意味する。これまでに、MSCIとS&Pダウ・ジョーンズ指数のA株採用第一段階が完了している。国際指数のA株採用はひと段落するが、世界の資産管理大手は中国資本市場での行動を進めており、感染症の発生後も外資系資産管理機関の初志は変わっていない。


外資がA株投資を強化


 グローバル指数を提供するMSCIは2018年6月、中国A株をMSCI新興市場指数とオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)に採用した。以後、グローバル指数大手のA株採用の動きが始まり、FTSEラッセルやS&Pダウ・ジョーンズ指数などの指数大手もA株採用に着手した。


 指数のA株採用に伴い、外資もA株投資を強化している。機関は、長期的に見て、外資が保有するA株の時価総額増加はA株の生態を変えると見ている。


巨頭が採用を加速


 一部の外資系機関は、MSCI、FTSEラッセル、S&Pダウ・ジョーンズのA株採用は世界の投資家の意欲を引き出すきっかけになったと見ている。グローバル指数がA株採用に着手してから、外資は中国での行動を加速している。それは、多くの外資系資産管理機関が次々とプライベート・エクイティ管理業務を開始している点にも表れている。


 2016年下半期、監督管理機関は外資機関のプライベート・エクイティ管理資格の申請を許可し、2018年5月末までに10社の外資系資産管理機関が中国証券投資基金業協会でプライベート・エクイティ管理機関となった。現時点で、24社の外資機関がプライベート・エクイティ管理業務の届け出をしている。外資系プライベート・エクイティ管理機関が発行する商品数も2018年5月末の12種から70種に増加し、うちUBSアセット・マネジメントは最多の13種を発行した。

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