グローバル指数がA株を採用してから、外資機関の中国市場への興味も高まっている。世界トップのヘッジファンドのブリッジウォーターは先日発表した2020年策略報告の中で、「中国に投資しなくても、中国経済の影響を受ける。中国経済はその他の経済圏の経済と市場に重要な影響を与えている」とした。また、「石橋を叩いて渡る」という諺を用い、「中国を理解していないのなら、中国に投資しながら歩を進め、経験を積んでいけばよい」と投資家にアドバイスした。
感染症が流行しても中国での行動に変化なし
米国の資産管理大手のブラックロックは以下の内容の文章を発表した。国際投資家にとって、次の10年の中国市場には3つの長期的チャンスがある。1つ目は、中国金融市場のさらなる国際化は、国際投資家によいチャンスとなる。2つ目は、中国の都市化は消費市場を刺激し、中国の経済成長に新たな原動力を注入する。3つ目は、政府が持続的に提供する政策支援と低コスト、高素質、高技能の労働力は中国の科学技術面の競争優位性を高め、中国経済の持続的成長を推し進めると見られる。
欧州の資産管理大手のアバディーン・スタンダード・インベストメンツは、感染症が流行しても中国投資の長期的方針は変わらないとした。中国の輸出依存からの脱却に伴い、その長期的成長は国内消費と壮大化する中等所得層に後押しされる。A株投資という最良の方式を継続することは、急成長し壮大化するハイエンド消費グループに投資し、可処分所得の増加による医療健康、財産管理、保険サービスなどの分野のニーズを把握するチャンスである。モーニングスターの統計によると、感染症の流行後も、アバディーン・スタンダード・インベストメンツ傘下の中国株式ファンドは中国企業への投資を大幅に調整していない。
2020年は外資系資産管理機関の中国業務元年と言われ、最初の外資単独資本の公募ファンドが2020年に誕生し、多くの外資大手が国内の商業銀行、財産管理子会社との協力を進めている。感染症が突然流行したが、世界の資産管理機関は中国での長期計画を変更していない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年2月24日