鉄鋼大手の新興際華集団は医療用防護服を1日あたり4.5万着生産。中国機械工業集団(国機集団)と中国石油化工(中国石化)、中国兵器工業集団は医療用マスクを1日あたり130万枚生産している。中央企業はマスク製造装置など特に不足する機械設備の開発に注力しており、近く大量生産が可能となる見通しだ。
国資委の任洪斌副主任は、新型肺炎の感染拡大は中央企業の生産経営にも確実に影響を及ぼす恐れがあると指摘。主にサプライチェーンの末端企業や消費者製品企業に深刻な影響が出ると懸念を示した。ただ、感染拡大による影響は段階的なものであり、国資委はすでにサプライチェーンの川上から川下まで状況を分析するなど対応にあたってきたと説明。今後の感染拡大状況の予測と早期警戒体制を強化し、国が感染対策に打ち出す金融措置や財政措置などを十分に活用するよう企業を指導していくとの考えを示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年2月19日