中国国務院新型コロナウィルス感染症共同予防・抑制メカニズムは23日の記者会見で、感染症流行期間中の石炭・電気・石油・ガスの供給を確保し、住民のエネルギー需要を確実に満たすための取組について説明した。
国家発展改革委員会(発改委)運行局二級巡視員の唐社民氏は、「中国全土でいまのところ石炭・電気・石油・ガスは充分に供給されている」と指摘。全国の石炭・製油企業の大部分は基本的に操業再開しており、電力・石油ガス開発企業は生産業務を続けている。鉄道輸送企業は石炭などの重点物資を優先的に輸送し、石炭・電気・石油・ガスは全体として充分に供給されているという。2月20日時点で、全国統一制御発電所の石炭在庫は27日ぶん、秦皇島港の石炭在庫は535万トンと、いずれも高水準だ。2月上旬から中旬の全国の1日あたり平均発電量は143億kwh、最大負荷は約6.9億kw、発電設備は充足し、発電用石炭の供給も安定、感染症予防・抑制と企業の操業再開に必要なエネルギー供給は完全に確保されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年2月25日