華為技術(Huawei)コンシューマービジネスグループの余承東CEOはスペイン・バルセロナで記者会見を開き、2019年、Huaweiのコンシューマー・ ビジネス全体の業績は良好で、複数の端末製品で世界的にシェアを急速に拡大したと述べた。
なかでもスマートフォンの出荷台数は2億4000万台を上回り、世界第2位の市場シェアをキープ。PCとワイヤレスオーディオのいずれも成長率が200%、ウェアラブルでは170%を上回った。2020年1月の時点で、5G対応スマートフォンの出荷台数は1000万台を超えたという。
記者会見で同社は最新のオールシーンスマートライフ戦略とともに、折りたたみスマホ「Mate Xs」、タブレット「MatePad Pro 5G」、Wi-Fi 6+対応の「WiFi AX3」ルーターと「5G CPE Pro 2」、新型ノートPC「MateBook」シリーズ、Huaweiモバイルサービス(HMS)のエコシステムを基盤にしたアプリストアなど複数の5G対応オールスマート端末の新製品を発表した。
余CEOは「Huaweiコンシューマービジネスは長期的にオールシーンスマートライフ戦略に力を入れ、チップ、5G通信、モバイルAI、オペレーティングシステム、カメラ、オーディオを代表とする先端テクノロジーへの投資を続け、長期的な競争力を構築する」とし、「『1+8+N』のオールシーンハードエコシステムにオールシーンサービスエコシステムを加えれば、全く新しいユーザーのプライバシーとセキュリティの基準が確立されるだけでなく、ユーザーに高品質でスマートな新体験を提供できる」と説明した。
注目に値するのは、HUAWEIは2019年に初の折りたたみスマホ「Mate X」を発売したが、今回発売された最新の折りたたみスマホ「Mate Xs」はイーグル ウイング設計、特殊な材質と製造技術による「ヒンジ」構造と8インチの柔軟なスクリーンを採用していることだ。
スクリーンの材質、ヒンジ構造、5Gの性能、カメラのいずれもグレードアップと最適化が図られた。スクリーンにはポリアミド素材による2層の保護コーティングをほどこし、ヒンジ構造の部品にはジルコニアというセラミック素材を採用、チップは独自に開発した5G SoC(System on Chip)「Kirin 990 5G」を搭載している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年2月25日