マスクが生活必需品になってから、あっという間に1カ月以上が経った。マスクは感染から身を守る安心感を与えるが、「息苦しい、耳が痛い、吹き出物ができる、眼鏡がくもる」などの不便な点もあり、安心だが苦痛も伴う。
いつまでマスクを着けなければいけないのか。上海市新型コロナウイルス肺炎対応専門家チームのリーダーの張文宏医師は、「あと1~2カ月は続ける必要がある」と話す。多くの人が、今回の感染症流行を経験し、マスクで自分を守ることは一種の意識となり、マスクは我々の生活で長期活躍する可能性があると考えている。
2020年に入ってすぐに「センター」になったマスクは、いつの間にか経済と生活にも影響している。
口紅は冷遇、アイシャドウは人気、「マスクメイク」流行
感染症抑制期間に最も必要ないものは、口紅である。
過去の米国の不景気時期、口紅経済によって口紅は全ての女性の日用品になった。しかし、今回の新型コロナウイルス肺炎の流行において、口紅はそれほど幸運ではなかった。
2月5日、「口紅お兄さん」こと李佳琦さんは新年初の中継で19点の商品を紹介したが、化粧品はアイメイク商品1点とベースメイク商品の計3点で、口紅は登場しなかった。
「口紅お兄さん」がこのような状況だというのに、普通のバイヤーはさらに難しい。SNSでは、多くの代理購入者が「口紅が売れない」と漏らし、「マスクをつけて目しか露出しないため、アイメイク商品を紹介する」プランを打ち出した。
マスク着用の日々は女性の消費に大きく影響し、顔の上半分のメイクは格別に重要になった。こうして、「マスクメイク」が話題になった。