淘宝が2月20日に公表した経済報告で、「マスクメイク」はキーワードになった。アイメイクを普段より濃くし、目をより生き生きとさせるというこのメイクを、820万人が淘宝中継で学んだ。
拼多多が発表した業務再開後の統計によると、アイシャドウやアイブローペンシルなどの商品の検索回数は前年同期比290%増加した。「ホワイトカラー職場復帰10大売れ筋商品(2月10日~23日)」で、アイシャドウは3位につけている。
全体的に言って、春節の販売ピークを逃した化粧品業界は苦しい状況である。某化粧品ブランドの市場部責任者によると、会社の1~2月の販促期間に「正月用品祭」と「バレンタインデー」があるが、大まかに計算すると、「バレンタインデー」は「正月用品祭」より売上高が約60%減少した。物流が追いつかず、感染症流行期間の消費者の購入ニーズが低下したためだという。
また、化粧品ブランドは第2四半期の仕入先からの供給も懸念している。国元証券は、感染症流行の影響を受け、川上の供給チェーンで作業再開の遅れ、生産ラインの一部移転、生産量の直接的減少などの状況があり、一部のブランドは仕入れ面の圧力に直面すると見ている。
北京市の某デパートの化粧品売り場従業員は、「現在は主にSNSで商品を販売し、発送している。ある同僚は、代理購入をしているような感覚だと言っていた。彼女は毎日、感染症が終息し、デパートが賑やかさを取り戻す日を楽しみにしている」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年3月2日