中国人民銀行の2日の発表によると、「一帯一路」銀行間常態化協力メカニズム(BRBR)はこのほど、「中国などの国による新型コロナウイルス肺炎の感染対策支持の提案」を発表し、世界の感染対策及び経済安定成長の維持に向け積極的に貢献するよう「一帯一路」金融機関に呼びかけた。
提案は、中国の感染対策の大きな努力と力強い措置を評価し、中国が感染症に勝利し経済発展の長期的な好転を維持することに自信を示した。同時に国際社会に対して、団結・協力を強化し、手を携えこの共同の挑戦に対応するよう呼びかけ、その取り組みを支持した。さらに世界保健機関(WTO)の枠組み内で協力を強化し、地域及び世界の公衆衛生の安全を共に守るよう国際社会に訴えた。
BRBRは中国人民銀行の指導を受け、2017年の第1回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムの会期中に中国工商銀行の提案により設立された。加盟機関には51カ国・地域の94社の金融機関が含まれる。金融による「一帯一路」の建設支持の水準を高め、「一帯一路」の資金調達を促進することが狙い。感染症の発生後、BRBRの加盟機関はさまざまな形式により中国の感染対策を支持している。複数の在中加盟機関は寄付金と防疫物資を提供し、融資及びサービスの便利な措置を打ち出した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年3月4日