中国商務部外貿司の李興乾司長は5日、マスクは自由貿易商品であり、中国政府は貿易規制措置を一切設定していないと述べた。感染症の流行後、商務部がマスクおよびその原材料に関する輸出禁止令を発表したことはなく、企業は市場化原則に基づいて関連の貿易を展開できるという。
李興乾氏は商務部が同日開いたインターネット定例記者会見で以下のように述べた。中国は世界のマスク生産大国であり、長年にわたり、世界各国に医療用と家庭用のマスクを輸出し、年間輸出量は生産量の70%以上を維持している。中国のマスク生産量は急速に向上し、需給状況は大幅に改善されたが、各分野の企業の業務再開に伴い、マスク需要は依然として高く、供給不足が存在する。
前段階の感染症抑制作業で、多くの国が中国に援助の手を差し伸べてくれた。中国は自身の困難を克服すると同時に、マスクなどの医療防護物資の面で関係国をできる限り支援し、各国の感染症抑制を後押ししたいと思っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年3月6日