シンガポール紙「聯合早報」の3月11日の報道によると、キャセイパシフィックは最新報告で、今年上半期は重大な損失になる見通しだとした。
ブルームバーグの報道によると、香港フラッグ・キャリアのキャセイパシフィックは11日に発表した報告で、2019年の純利益は前年の23億5000万香港ドルから16億9000万香港ドルに減少したと示した。同社の赤字は2018年上半期以来となる。
また同社は、2020年上半期は重大な損失になると予想した。
キャセイパシフィックの賀以礼会長は、今年の旅客輸送業務は深刻な圧力を受け、貨物輸送業務も引き続き多くの試練に直面すると予想している。
ブルームバーグ業界研究アナリストのジェームス氏とマーガン・シュトルム氏は先月の報告で、感染症流行が続き、運航便が削減されるのも時間の問題だと示した。
キャセイパシフィックだけでなく、世界の航空会社が感染症流行の影響を受けており、国際航空運送協会(IATA)は業界全体の今年の損失額は1130億ドルに上る可能性があると明かした。
イギリスの航空会社Flybeが先週倒産し、感染症流行を理由に英政府支援下での救済計画を終えた。また、米ユナイテッド航空、シンガポール航空、ルフトハンザドイツ航空、カンタス航空なども運航便を大幅に削減した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年3月12日