韓国と日本は11日深夜、「マラソン式」の対話を終えたが、輸出規制などに関して進展はなかった。
韓国産業通称資源部は11日、韓日第8回貿易管理局長級政策対話会議を11日深夜1時50分まで16時間にわたって開催したと発表した。双方は輸出管理、敏感な技術譲渡管理制度の改善と履行などについて意見を交換した。
ただ、会議で韓国側が関心を持つ日本側の輸出規制問題について進展はなかった。両国貿易部門は引き続き対話で解決し、ソウルで第9回会合を開くことを決めた。時期は未定。
韓国産業通称資源部によると、双方は輸出管理を法律、制度面から強化し、輸出貿易と技術譲渡の有効的管理に向けた協力を強化することを決めた。
両国の対話は3カ月ぶりとなる。韓国ソウルでの開催を予定していたが、新型コロナウイルス肺炎の流行により日本側代表団が駐日本韓国大使館で韓国側代表団とビデオ会議を行うことになった。
日本政府は昨年7月、3種の半導体原材料の対韓輸出を規制し、8月に韓国を貿易の「ホワイトリスト」から排除した。これについて、韓国側は、韓国裁判所が日本企業に対して第二次世界大戦中に韓国人労働者を強制徴用したことについて賠償を命じる判決を下したことへの経済報復だと認定した。韓国側は世界貿易機関に訴えるなど多くの措置を講じた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年3月12日