新型コロナウイルスの感染防止期間中、企業は操業・生産の再開に伴い、さまざまなリスクに直面することになる。これを踏まえ、北京市の複数の部門は17日、共同で「北京市の操業再開企業の感染拡大に関する総合保険」を発売すると発表した。
主に北京市内で操業・生産を再開した重点建設プロジェクトの参加事業者を対象とするもので、新型コロナの影響がもたらす負の影響を軽減することが狙いだという。北京市によると、この保険の特徴は次の通り。
1、補償額が手厚い
単一の建設プロジェクトの補償限度額は300万元。内訳は、◇企業の従業員が業務再開にあたって新型コロナによる肺炎で死亡した場合、または障害が残った場合の合計の補償限度額は150万元、◇企業の財産が自然災害や不慮の事故により直接的な物的損害を受けた場合、または紛失した場合の保障限度額は100万元、◇操業停止期間中に喪失した企業の営業利益や従業員の給与、隔離にかかった費用の保障限度額は50万元、としている。
2、保険料が安価
プロジェクトごとの保険料は10万元で、保険期間は3カ月。実際の保険料の50%は財政資金から補填されるため、保険に加入する企業の負担分は半額で済む。