イギイスの『フィナンシャル・タイムズ』ウェブ版は3月15日、『チーフエコノミスト、世界的衰退の到来を語る』という見出しの記事を掲載し、国際通貨基金(IMF)の4人の元チーフエコノミストが、新型コロナウイルスと各国の厳格なウイルス蔓延防止策により、世界経済は衰退に陥ると話したと報じた。
記事によると、新型コロナウイルスが世界のその他の地域に蔓延し、公式の予想は楽観的だが、エコノミストは、世界が衰退に陥ったことを実証するデータを待つまでもないとの見解を示している。
政策決定者と官僚らは、新型コロナウイルスによる経済的影響で人々がパニックに陥らないように模索している。イングランド銀行のマーク・カーニー総裁は、イギリス衰退の予想を一蹴した。欧州中央銀行のクリスティーヌ・ラガルド総裁は、これは「重大なダメージ」になるとだけ述べた。
IMFチーフエコノミストのギータ・ゴピーナート氏は、「今後の予想は難しいが、パンデミックは正常な衰退とは違う」と述べた。
ゴピーナート氏は、これは簡単な教訓ではなく、積極的な政策で重大な金融危機になることを阻止できれば、一時的なダメージになるとの見解を示した。