国際通貨基金(IMF)のゲオルギエヴァ事務理事は16日に文書を出し、IMFは加盟国の新型肺炎による危機対応を支援するため、1兆ドルの融資を活用する用意をしたと示した。
ゲオルギエヴァ氏はIMFの公式サイトで文書を発表し、最初の防衛線として、IMFは柔軟かつ迅速に実行できる緊急手段を講じ、緊急で国際収支を要する国を支援するとした。これらの手段は新興経済圏と発展途上経済圏に約500億ドルの資金を提供できる。低所得の加盟国はIMFの金利ゼロ待遇融資機関を通して最大100億ドルの資金を受け取ることができる。
ゲオルギエヴァ氏は、「現在、決済と予防性融資の用意を含み40項目を進めており、支払える額は約2000億ドルになる」と述べた。
また、隔離することと距離をあけることは新型コロナウイルスの感染を防ぐ有効的な方法だが、感染症による経済的影響への対応では、各方面が持続的に接触し密接に協力することこそが最も有効的な方法だと強調した。