ゲオルギエヴァ氏は、現状において以下の3項目の措置で経済的影響に対応するとした。1つ目は、財政政策の面で、追加の財政刺激措置を講じる必要がある。感染症を抑制するため公共衛生面への支出を強化する、感染症の影響を受けた人を保障する、例えば有給の病気休暇の増加や方向性のある税収減免などの措置がある。
2つ目は、金融政策の面で、先進経済圏においては、中央銀行が引き続き金融緩和条件と信用貸付の実体経済への流入を通して需要を支え、自信を高めるべきである。新興市場と発展途上経済圏においては、中央銀行は政策で資本逆流と大口商品へのダメージという特別困難な試練にバランスよく対応する必要がある。為替介入と資本流動管理措置は金利調整とその他の金融政策で有効的に補うことができる。
3つ目は、監督管理の面で、安定した金融、健全な銀行体系、経済活動の維持の間のバランス維持に努めるべきである。
ゲオルギエヴァ氏は、「シェア、協調、協力を通し、我々は世界経済を安定させ、回復させることは必ずできる」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年3月17日