ビル&メリンダ・ゲイツ財団のマーク・スズマンCEOは先般、新華社の書面インタビューに対して次のように表明した。
中国による新型コロナウイルス肺炎の感染対策の努力は、世界の感染予防・抑制に貢献し、世界範囲の救命を促進した。
我々は感染対策の最前線で奮戦する多くの英雄たちを称賛しなければならない。彼らの努力は中国における感染症の蔓延を抑制し、全世界を支援した。
私と同僚は引き続きイノベーションの推進に取り組み、我々と中国及びその他の地域のパートナーとの協力関係を深め、世界の感染対策を力強くサポートする。
我々は今回の感染対策が国・地域・世界レベルのさらなる行動を促し、世界の突発的な感染症への対応力を強化することを願う。
患者を効果的に発見し隔離できれば、ウイルス感染を阻止し世界的な大流行を防止できる可能性が出る。すべての国がスムーズで透明なデータ共有を約束することが、成功を収める鍵になる。
コロナウイルス感染症の流行は往々にして大きな試練となる。過去の中東呼吸器症候群(MERS)と重症急性呼吸器症候群(SARS)では、公衆衛生当局者が速やかに反応する必要があった。今回の新型肺炎は再びこれを裏付けた。
迅速な意思疎通かつスムーズで透明な関連データの共有は、感染予防・抑制及び対応を強化する上で極めて重要だ。すべての感染対策人員が団結・協力し、より良い場を構築し情報共有に用いるべきだ。研究者及び各国の指導者が正しい時期に正しい方針を示せるよう協力し、診断方法及びワクチン・治療プランの開発を促進するべきだ。
マーク・スズマン氏は今月上旬、同財団の最高戦略責任者からCEOに就任した。
「中国国際放送局日本語版」2020年3月22日