感染症流行は中国経済に大きな影響を与えたが、そのダメージは一時的、段階的なものである。湖北省を除く全国その他の省(区、市)の業務再開率は90%を超えた。社会全体の供給が充足し、物価が全体的に安定しているという状況は変わらず、全面的上昇の兆しもない。そのほか、外資系企業の中国での経営も正常に戻りつつあり、注文処理状況は改善され、企業の自信も急速に回復している。
3月17日、国家発展改革員会はオンラインで3月の定例記者会見を開いた。国家発展改革員会総合司の李慧副司長は、「中国の政策ツールは依然として充足し、経済動向を密接に観察し、情勢の必要性に合わせて関連策を適時に実施し、政策での対応を強化し、感染症による影響を最小限に抑え、小康社会(ややゆとりのある社会)の全面的建設の目標任務を達成する」と述べた。
業務再開に大きな進展
李慧氏によると、この2カ月、経済は感染症流行によりダメージを受けたが、全国人民の生活必需品、医療物資、電気・ガス・水・暖房などの基本的供給は有力に保障できており、食品、薬品、基礎工業製品、基本公共サービスなどの国民の生活に関わる重点業種も秩序よく運営され、経済と社会は安定を維持している。
李慧氏は、「世界2位の経済圏として、感染症流行が経済に及ぼす短期的影響に耐えることができる。特に、中国は十分な技術基礎と超大規模市場の優位性を有し、感染症による影響に対応する有力な支えがある。例えば、中国は短期間で各種の緊急物資の生産能力を有効的に発揮し急速に拡張し、急増する予防抑制ニーズと集中する生活ニーズを迅速に満たした。これは中国経済が強大な供給能力、対応力、回復力を有することを示す」と述べた。