発電量と電力消費量はしばしば経済の風向計と見なされる。中国の国家発展改革委員会(発改委)の孟瑋報道官は17日の定例記者会見で、「2020年1-2月の全国一定規模以上工業企業向け発電量は前年同期比で8.2%減少、社会全体の電力消費量は7.8%減少した。しかし、3月に入ってからは、発電量・電力消費量ともに顕著に回復、3月16日の調整供給発電量は178億kwhに達し、2月末の162億kwhを大きく上回り9.9%増加した。
「一連の対策が打たれるなか、中国の新型コロナ感染症の拡大は基本的に抑えられ、感染防止状況は徐々に良い方に向かっている。これは経済活動が早期に通常の状態に回復するうえで大きな支えとなり、企業マインドも安定に向かっている」。発改委総合司副司長の李慧氏は、「新型コロナ感染症は中国の経済活動に大きな影を落としたが、それは一過性で段階的なものだ。中国の経済活動は必ず正常な状態に回復するはずであり、国民経済と社会の発展目標実現を支える多くの力が備わっている」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年3月20日