国務院国有資産監督管理委員会(国資委)は先般、中央企業に対して、貧しい農民工の雇用をめぐる責任を強化すると通知した。貧しい農民工に求人募集を積極的に提供し、オンラインと実地の両方で特別募集を弾力的に実施、貧しい農民工の雇用を確保するよう要求した。
貧しい農民工の雇用確保をより的確に支援するために、国資委は中央企業を対象に、指定貧困県の貧困労働者の雇用ニーズについて業種や企業所在地を含め詳細な統計を実施し、各社が主体的に雇用マッチングを進め、自社の年間雇用計画に照らし、関連組織・団体に募集計画を提供するよう要求した。また、建築・商業貿易・製造・サービスなどの労働集約型企業には、より多くの雇用を吸収するよう奨励した。
国資委は、「中央企業はオンラインで具体的な求人内容を直接提示し、実地では指定貧困県の需給マッチングなど多様な形で募集活動を行うべきだ。オンライン募集は中国国際技術智力合作有限公司の中智招聘網(zhaopin.ciic.com.cn)と国投人力資源服務有限公司の国聘網(www.iguopin.com)を利用し、指定貧困県農民工向けのオンライン募集特設サイトを開設、求人募集の流れを最適化し、募集効率と精度向上を図る必要がある」と提起した。
国資委考核分配局の関係者は、「今後は関連部門との協調を強化し、各地の新型コロナ感染症対策と操業再開に関する要求に基づき、安全で効率的に農民工の復職を確実に進める」と語る。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年3月26日