感染症流行が抑制されるのに伴い、各業界で業務再開が進み、大勢が使用する鉄道輸送のニーズも増加している。
これを受け、鉄道部門は25路線の乗車券割引を実施する。うち、割引幅が最も大きいのは45%割引で、3月25日からの実施となる。
これについて、東北証券研究所総経理補佐で交通輸送上席アナリストの瞿永忠氏は『証券日報』に対し、「割引を実施するのにふさわしい時期。業務再開が進んでおり、適度な割引活動は多くの消費者に列車選択を促すことになる」との見解を示した。
北京のある乗客は、「現在、列車は比較的安全で、乗車後に乗客の数が少ないことに気づいた。1列に1人で、乗車率は30%もないほど」だと話した。
感染症の発生後、列車の乗客は大幅に減少し、一部の列車は運休となった。様々な要因により、鉄道の旅客輸送量は激減した。
瞿永忠氏は、「今年、鉄道旅客輸送量の前年比下げ幅は最大の年となり、乗車率も過去最低になる。現在の列車の乗車率は20%ほど」だと述べた。
感染症流行が収まるにつれ、都市機能と市民の生活も徐々に回復している。
平年の春節後に勤務地に戻る列車の乗車券が手に入らない、料金上乗せで購入するといった状況と異なり、今年は感染症流行の影響を受け、鉄道部門は自主的に25路線の都市間鉄道の乗車料金を引き下げた。