「中国高速鉄道最初の上場企業」である京滬高鉄は4月15日晩、上場後初の年間報告を発表した。報告によると、2019年の営業収入は329億4000万元で前年比5.72%増加、純利益は119億4000万元で16.48%増加し、10株あたり0.528元の配当となった。大まかに計算すると、同社の1日あたりの利益は約3260万元になる。
貸借対照表を見ると、報告期末時点の京滬高鉄の現金残高は92億7000万元、売掛金は12億元で総資産の0.68%を占め、キャッシュフローは比較的良好で、流動資産は108億1000万元に達する。
年間報告によると、2019年の京滬高速鉄道全線の旅客輸送量は2億1500万人で全国鉄道の6.0%を占め、旅客キロは956億1000万人キロで全国鉄道の6.58%を占めた。
京滬高鉄は2020年1月16日に上海証券取引所に上場。春運(春節帰省ラッシュ)は高速鉄道会社にとって旅客輸送量と営業収入が1年で最も多い時期だが、上場直後に京滬高鉄は新型コロナウイルス感染症の流行に直面した。
京滬高鉄は、国家の新型コロナウイルス感染症抑制に関する規定と要求に積極的に応じ、実行し、今回の新型コロナウイルス感染症の流行および抑制措置は会社の2020年の生産と経営に一時的な影響を及ぼすと予想されるが、影響の度合いは感染症抑制の進展状況、持続期間および各地の抑制政策の実施状況に左右されると示した。
「最も稼ぐ鉄道」という栄光を持つ京滬高鉄のこれまでの業績はどうだったか。公開資料を見ると、京滬高鉄の2016年、17年、18年の営業収入はそれぞれ262億5700万元、295億5500万元、311億5800万元で、純利益は79億300万元、90億5300万元、102億4800万元だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月16日