操業再開の拡大と各地の自動車消費刺激策に伴い、中国の自動車消費が急速に回復している。2020年中国自動車消費フォーラム処が7日発表した情報によると、国家重点観測小売企業の自動車販売額は4月下旬、3月下旬と比べ2割以上増加した。回復の流れが日に日に顕著になっている。また中国自動車流通協会の最新データによると、今年4月の中国の自動車消費指数は67.6で、5月には取引規模が前年同期の水準に近づく見通しだ。中古車販売は前年同期比でプラス成長する可能性がある。
中国の自動車消費の回復が加速していることには、さまざまな要因がある。国内の感染状況の改善に伴い、全国各地の自動車メーカーが次々と操業再開している。国内自動車消費市場を盛り上げるため、各地が相次いで自動車消費刺激策を打ち出している。
中国自動車流通協会の羅磊副秘書長は月間会議で、「政策、マクロ経済、消費の需要、季節調整などの関連要素が重なり、4月の取引規模は前年同月比で11.92%減の105万7000台となるが、前月比で11.3%増となり、2017年同期の取引規模を上回る見通しだ。5月の連休により購入者が増加し、取引規模も前年同期の水準に近づく」と予測した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年5月8日