中国商務部の高峰報道官は7日のオンライン定例記者会見で、「労働節」(メーデー)の連休期間(5月1日~5日)における全国の消費市場について、回復基調が鮮明だとの見方を示した。商務部の重点観測対象となっている小売企業の連休5日間における1日あたりの売上高は、清明節(先祖を祭る祭日)の連休期間(4月4日~6日)に比べ、32.1%増加した。
■オンライン消費が急増
一部の大手EC(電子商取引)プラットフォームの連休期間のオンライン小売売上高は前年同期比で30%以上増加した。商務部の重点観測対象となっている小売企業の連休5日間における1日あたりの売上高をみると、家電が71.1%、日用品が53.7%、化粧品が38.8%、衣料品が31.2%、それぞれ増加した。全国の飲食業、宿泊業の消費回復指数をみると、清明節の連休期間に比べそれぞれ18.84ポイント、15.25ポイント上昇した。消費規模は前年の同じ時期の7割まで回復し、清明節の連休期間に比べ約2割上昇した。
■生活必需品の需要が増加
豚肉と牛肉の価格はそれぞれ1.3%と0.2%下落し、30種類の野菜の卸売平均価格は2.8%下落した
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年5月8日