国家外匯管理局が7日発表した統計によると、2020年4月末時点の中国の外貨準備高は3兆915億米ドルで、3月末に比べ308億米ドル、率にして1%増加した。
国家外匯管理局報道官兼総経済師の王春英氏は、4月は新型コロナウイルス感染の持続的な蔓延に対応するため、主要国が通貨および財政刺激政策を強化し、投資家マインドが回復したとの見解を示した。グローバル金融市場では、ドルインデックスが小幅に下がり、主要国の資産価格が若干上昇。レート換算や資産価格変動などの総合的な作用で、4月の外貨準備高は微増となった。
王春英氏は、中国国内の感染症が効果的に抑制され、防疫対策が常態化するなか、中国経済には非常に大きな靭性、潜在力、融通余地があり、経済が長期的に上向くファンダメンタルズは変わらず、外貨準備高の安定を引き続き支えるとの見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年5月8日