「このライチは触感が良く、ジューシーで、酸味と甘味がちょうどいい」中国工程院院士の趙春江氏は10日午後、この人生初の「ライブコマース」を終えた。計168万人が視聴し、わずか30分内にライチが2万キロ売れた。
趙氏は「私がライブコマースを行うのはこれが人生で初めてだ。ライブ配信により農産物を商品に変え、農家は利益を手にし収入を増やし富を築く。これは良いことだ。脱貧困攻略戦を支え、農村振興を促す」と話した。
全国各地の各種主体が行う農産物のライブコマースは、今年に入り流行している。これは特殊な時期の緊急手段だが、中国のデジタル農業及び農業情報化の発展の大きな市場を反映している。
趙氏は近年、広東省の多くの農村科学技術特派員の一員として、広東省清遠市と協力し南方山間部の農機技術応用とデジタル農業の発展を共同推進している。
趙氏は「科学技術特派員として地方と協力を強化することで、農業の需要と技術成果を効果的に結びつける模索・実戦方法を提供し、現地の農業技術水準を高めることができる」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年5月11日