第3回中国国際入口博覧会(CIIE2020)のイタリアからの出展者誘致に向けたプロモーションが15日、オンラインで開催された。新型コロナウイルス感染防止のため、「非接触」「クラウド誘致」方式で行われ、同国のさまざまな業界から150人近い関係者が参加した。
このプロモーションは、同輸入博を運営する中国国際輸入博覧局(同博覧会の運営機関)の支援の下、イタリア中国財団、イタリア中国商工会議所、イタリア貿易促進機構(ICE)、中国工商銀行が主催した。
イタリア中国財団COO(最高執行責任者)のマルコ・ベッティン氏、イタリア貿易促進機構のダビデ・ドニノッティ氏らは同日のプロモーションで、輸入博の開催に大いに期待を寄せているとした上で、「この機会を借りて中国側の顧客との協力関係を確立し、イタリアの良質な製品を中国市場に広めたい」と述べた。
輸入博は今年11月に開催される予定。中国国際輸入博覧局の劉福学副局長は、輸入博ではより多くの新しい製品や技術、サービスが発表される予定だとした上で、引き続き取引団体をとりまとめ、世界規模での取引を実現し、世界に恩恵をもたらす考えを示した。
駐イタリア中国大使館経済商務処の李浜・公使級参事官は、「イタリアは感染拡大防止と経済活動再開の両立の第2段階に入っている。輸入博は同国の企業、特に中小企業が中国市場に進出し、中国向けの輸出を拡大する上で、重要な足掛かりとなるものだ」と述べた。
中国工商銀行国際業務部の王順・副総経理は、「輸入博の海外出展者誘致の協力パートナーとして、当行は顧客向けに全面的な金融サービスシステムを構築に取り組む」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年5月18日