中国商務部消費促進司の責任者はこのほど、感染症を抑制する戦いで大きな戦略的成果があがるなか、企業と商店の営業再開が加速し、生産と生活が段階的に回復したことで、4月は消費市場の回復が加速するトレンドが示されたと話した。
4月の全国社会消費財小売総額は前年同期比7.5%減の2兆8200億元と、減少率が前月に比べ8.3ポイント縮小。1-4月では16.2%減の10兆6800億元で、減少率が第1四半期に比べ2.8ポイント縮小した。
商務部消費促進司の責任者は、重点商品の販売回復が進んだと強調。食品や医薬品など生活必需品の販売が大きく伸び、4月の食糧・食用油・食品類と医薬品類はそれぞれ前年同期比18.2%増、8.6%増となった。自動車と通信といった前月まで需要が抑えられていたハイエンド耐久消費財の販売も大きく回復し、それぞれ前年同期比で横ばい、12.2%増となり、伸び率が前月に比べ18.1ポイント、5.7ポイント上昇。家電類と家具類の販売はそれぞれ前年同期比8.5%減、5.4%減で、減少率が前月から21.2ポイント、17.3ポイント縮小した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年5月20日