6月18日のEC(電子商取引)セールまであと3週間ほどとなっているが、ECの戦場にはすでに硝煙と火薬の匂いが漂っている。各大手ECサイトは1日、幸先の良いスタートを切った。京東商城の1日午後2時までの「618セール」の取扱高は、前年同期比74%増となっている。アリババが発表した情報によると、天猫(Tmall)は1日、「618セール」の力強いスタートを切った。取引開始から10時間で、取扱高が前年同期比で50%も急増した。
中南財経政法大学デジタル経済研究院の盤和林執行院長は「618は単なる年半の大セールではなく、消費回復を促進するための必要な一戦でもある。政府、プラットフォーム、出店者が協力し消費に火をつけようとしている。販促、新商品発売、新型マーケティングにより、消費を昨年同期、さらにはそれ以上までスムーズに回復させる。これは過去数カ月の不足を補い、未来の市場の自信を深める」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年6月2日