「各消費者のショッピングカートに3つの中国ブランドを増やす」。今年、アリババはグレードアップ「「新国産品計画2020」として、業者の商品革新と自主ブランド構築を支援することを発表した。京東も「新国産品計画」を始動し、アクセス数、マーケティング、資金、運営、ツールの5つの面から中国ブランドのオンライン発展を促す方針を示した。拼多多は5月上旬、「素晴らしい生活・中国製」専用エリアを開設し、10日間で2億人が注文し、約4億人が国産品の共同購入に参加した。
ECサイトは次々と国産品支援計画を打ち出し、インターネットは中国ブランドの市場を切り開く重要な手段となっている。突然の感染症の流行により、消費ニーズがオフラインからオンラインに移った。国家統計局の統計によると、第1四半期の実物商品ネット小売額は5.9%増加した。商務部の王炳南副部長は、メーデー連休期間の実物商品ネット小売額は前年同期比36.3%増加し、感染症流行の影響を緩和し、消費回復に重要な役割を果たしたと話した。
短期的に見て、インターネットの利用と的確な市場マーケティングは中国ブランドが局面を打破する鍵と言える。しかし長期的に見ると、内部を鍛えることこそが企業成長の根本である。
国産品の台頭の背景には、中国製造業の全体的なレベルの向上、設計レベルとサービスレベルのステップアップがある。それに伴い、中国人の消費レベルも向上し、国産品に対して高品質低価格だけでなく、品質、個性、ファッション性、文化要素なども求められている。張影氏は、次世代の若者の消費能力の向上に伴い、消費者の国産品受入度も高まるとの見解を示す。中国経済の持続的成長の中で、中国ブランドに期待できる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年6月4日