国家発展改革委員会の孟瑋報道官は16日の記者会見で、「中国の感染対策が重大な戦略的成果を手にするに伴い、5月の経済・社会の秩序が秩序正しく回復し、主要経済指標が持続的に改善した」と述べた。
電力消費量、貨物輸送量などの実物の量的指標は、経済・景気を観察する窓口だ。5月には一部の工業実物の量的指標が大幅に回復し、経済回復の積極的なシグナルを発した。
発電量を見ると、5月の発電量は前年同月比4.3%増で、伸び率が4月より4ポイント増加した。1−5月の全国の一定規模以上の工業企業向けの発電量は前年同期比3.1%減で、下げ幅は1−4月より1.9ポイント縮小した。
電力消費量を見ると、5月の全社会電力消費量は前年同月比4.6%増で、伸び率が前月より3.9ポイント増加した。1−5月の全社会電力消費量は前年同期比2.8%減。うち第一次産業の電力消費量は7.1%増、住民の生活用は5.2%増。第二次産業は4%減、第三次産業は6.3%減。地域別に見ると、全国の10省(自治区・直轄市)の電力消費量がプラス成長で、うち雲南省と新疆ウイグル自治区の伸び率が5%以上にのぼった。
また交通・物流の運行もほぼ再開されており、鉄道積載量は前年同期比で横ばいとなった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年6月17日