オフライン消費が新型コロナウイルス感染症により衝撃を受けるなか、オンライン消費額が急増している。国家統計局が発表したデータによると、1-5月の実物商品のオンライン小売額は前年同期より11.5%増加し、社会消費財小売総額の24.3%を占めた。
現在、消費のグレードアップが加速しており、多様化・個性化のニーズが高まっている。1-5月、感染症の影響があるにも関わらず、消費のグレードアップ傾向はなお目立ち、世界各地の特色ある商品はECプラットフォームを通じて消費者の手に届いた。
商務部のデータによると、第1四半期にライブ配信販売は400万回も行われ、そのうち、100人以上の市長・県長が地元の特産品のライブ販売にチャレンジした。
感染症対策において、オンラインの新たな業種が革新を加速し、ライブ販売・コミュニティ集団購入などの新たな消費スタイルが勢いよく成長した。デジタル技術を下支えとするオンライン消費は、供給側と需要側のニーズを効率的にマッチさせ、各地の産業の優位性を掘り下げ、関連企業の速やかな生産回復を促し、消費の回復や潜在力の発揮、経済発展・雇用を後押しするなどの役割を果たしている。
京東「618」セールキャンペーンが6月1日にスタートし、18日までの売上高は2692億元に達した。注文が1億元に達したブランドは187もあり、家電・食品生鮮・インテリア・日用品などの分野で全面的な売り上げ増加が見られた。
中国には14億の人口・4億以上の中等所得グループがあり、市場規模は世界屈指のものであり、消費のグレードアップはまだスタートしたばかりの段階にある。現在、消費促進政策が次々と効果を上げ、オンライン・オフラインの消費はともに活気に満ち、経済の質の高い発展にエネルギーを注いでいる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年6月28日