商務部の高峰報道官は2日、恒例の記者会見において商務部は先行リサーチに基づき、貿易と外資を安定させる新措置を関連部門と共同で検討していると明らかにし、さらに次のように述べた。
対外貿易を安定させるため、関連政策を逐次に打ち出し、中小企業・零細企業・労働集約型対外貿易企業へのサポートを強化する。輸出税還付の方式を改善し、貸付・信用保険・担保などの融資へのサポートを強化するよう金融機関を指導し、越境ECなどの対外貿易新モデルの発展を加速させ、対外貿易サービスプラットフォームの構築をさらに支持する。
外資を安定させるため、新バージョンの外商投資参入ネガティブリストの適用を加速させ、外商投資産業奨励リストの作成を急ぎ、さらに多くの分野の外商投資が税収などの関連優遇政策の適用対象になるよう奨励範囲を拡大させる。重点的な外資プロジェクトへのサービスを強化し、市場化・法治化・国際化の経営環境をより一層整備する。
今年1月から5月の中国のサービス輸出入総額は1兆8686億元になり、昨年同期より14.6%減少した。知識密集型サービス貿易の割合は引き続き拡大し、1月から5月までの貿易額は8.7%増加し、サービス貿易総額の43.3%を占めた。また、越境ECの小売り輸出額はが逆風の中で昨年より12%増の成長を実現した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年7月3日